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Chatworkの特徴、SlackやLINEWORKSと比較を解説!

仕事をする中で直接会って話し合う時代もありましたが、今は遠隔に住んでいるもの同志でもビジネスのやりとりを円滑に出来るようにビジネスチャットという便利なツールが出来ました。

ビジネスチャットがあるおかげで、全く出勤することなく完全リモートで仕事をこなすことができたり、隙間時間に副業をすることが出来たりと、柔軟な働き方をすることが出来るのです。

この記事では、ビジネスチャットの中でも特にChatwork(チャットワーク)についてどのようなシステムで使いこなすことが出来るのかについて解説します。

 Chatwork(チャットワーク)とは?

Chatworkは、Chatwork株式会社が運営しているビジネスコミュニケーションを行うためのツールです。 企業に属していないと利用できない、というわけではなく一般の誰でも登録さえすればすぐに使い始めることができる便利なチャットツールです。

 ビジネスチャットとメールの違い

ビジネスチャットとメールの大きな違いは、「簡単なメッセージをすぐに送れるかどうか」です。 チャットツールを利用すれば、すぐに伝えたいことを即送ることができ、相談ごとも複数人で共有することが出来るのです。 そのため、商談中に提示金額の相談をその場で遠くにいる上司へ連絡したり、トラブルになりそうであればどう対処したら良いか連絡することもできます。

一方で、メールを使う場合はある程度丁寧な文章で時間をかけてメッセージ内容を作成して送ることになります。 そのため、忘れてはいけない重要事項や、社外の大切なクライアントへ対してメッセージを送る場合に有効です。

ビジネスチャットもメールも連絡を取るために大切なツールであることに違いはないので、使い分けるとより効率が良く働く事ができます。

 

 Chatwork(チャットワーク)の特徴

日本国内でも様々なビジネスチャットツールがある中でも、Chatwork(チャットワーク)は多くの企業に利用され、好評を得ています。

それにはChatwork(チャットワーク)に付いている便利な機能があるためであり、一部分を紹介します。

 無料で使用可能

一番の特徴として、利用するのに初期費用や月々の費用を払うこと無く使い始める事が出来ることです。

運営会社からは3つのプランが準備されており、最初は無料プランで使い始めて、多機能をより使いこなしたいとなった場合はプランを変更してみるのも良いでしょう。

ChatworkプランFreeプランBusinessプランEnterpriseプラン
毎月の料金0円600円960円
ビデオ・音声通話人数1対1複数人可能複数人可能
認証制度2段階認証2段階認証2段階認証
ユーザー管理機能×
外部SNS制限××
シングルサインオン機能××
IP・モバイル端末制限××

 既読がつかない

2つめの特徴として、LINEのような既読がつかない点があげられます。

この機能があることによって、いつでも社内の上司・部下の目線を気にせずに黙々とタスクに集中することができます。

 

 タスク管理で仕事を共有できる

グループ内で締め切りが決まっている仕事を完了する必要がある場合や、期日までに完成してほしい作業があるときはChatwork(チャットワーク)内にタスク管理を登録する機能があります。

この機能を使う事で、完了するまではアラートがついている状態になるため、期日直前になって間に合わない、といったトラブルを防ぐことができるのです。

 

メッセージの修正・削除が可能

気軽にビジネスコミュニケーションがとれるとはいえ、1度送ったメッセージ内容を見返すと修正して伝えたくなったり、削除してもう一度考え直したりしたくなる事もあります。

Chatwork(チャットワーク)ではそんな場合であっても、いつでもメッセージの修正・削除をすることが出来ます。

修正・削除方法は非常に簡単で、自身が送ったメッセージの右端の「…」ボタンをクリックすればいつでも変更可能です。

ビデオ・音声電話機能が利用できる

月額の利用料金が0円のプランからビデオ・音声通話機能を使う事ができ、チャット内では見えづらかった先方のテンションや、表情までこの機能で分かることができます。

月額利用費用が0円のFreeプランでは、1対1での通話で利用可能であり、有料のBusinessプラン及びEnterpriseプランでは、1度に複数人でビデオ・音声通話を行えます。

会社内の会議をビジネスチャットツールを利用して開催したい場合は、有料プランを利用することをおすすめします。

シングルサインオン機能がついている

Chatwork(チャットワーク)だけでなく、大手インターネット通販サイトを利用する際や、SNSを利用する時には必ずIDやパスワードを入力する必要があります。

しかし、それぞれのアプリケーションごとに登録しているパスワードが違うケースもあるため、ログイン出来ないといった問題も起こってきます。

Chatwork(チャットワーク)には一つのID・パスワードを入力するだけで、複数のWEBアプリを利用できるシングルサインオン機能がついているため、煩わしいログイン入力を毎回する必要がありません。

もちろん、PC・スマートフォンの個人情報や会社情報が漏れてしまっては問題なため、ログイン時には多要素認証が必要であり、これにより機械内のデータが一定レベル守られます。

 

Chatwork(チャットワーク)とその他チャットツールの比較

ここまでChatwork(チャットワーク)についてご説明しましたが、ビジネスチャットツールはこのアプリケーション意外にもさまざまあります。

どのビジネスチャットツールを利用するかによって、馴染みやすい・馴染みにくい/使いやすい・使いにくいと言った違いが出てきます。

Chatwork(チャットワーク)以外にどのようなツールが国内で主流に使われているのかをご紹介します。

Slackとは?

Slackは2013年にアメリカに本社を置くSlack Technologyからリリースされたビジネスチャットツールです。

国内外でのシェアも多くを占め、2019年には運営会社Slack Technologyは米国株式市場で上場しています。

日本国内でも【サイバーエージェント / パナソニック / メルカリ】といった名だたる企業がSlackを社内ビジネスチャットツールとして導入しており、Chatwork(チャットワーク)同様に幅広く認知されているアプリです。

GoogleカレンダーGoogleドライブとも連動させながら使用可能なのでSNS利用になれている層からは好評を得られているようです。

 LINE WORKS(ラインワークス)とは?

LINE WORKSは、名前に付いてある通り、昨今多くの人がプライベートのコミュニケーションツールとして使っている「LINE」と連携しながら使うことのできるビジネスチャットツールです。

そのため、ITツールを使いこなすことに自信が無い方もLINEを使ったことがあれば簡単に使いはじめることが出来ます。

LINEアプリに組み込まれているスタンプ機能を使えるだけでなく、既読機能も付いているため、どのタイミングでメッセージを開けるかについては注意が必要です。

Chatwork(チャットワーク)とその他のチャットツールの違い

国内で、Chatwork(チャットワーク)と同規模でさまざまな企業へ導入されているアプリとしてSlackとLINE WORKSについてご紹介しましたが、導入時には大きな違いはありません。

しかし、どの年齢層が利用するのか・ITツールになれているのか・営業時に平行利用したいのか、など目的によって使い分けることをオススメします。

ChatworkSlackLINE WORKS
初期費用0円0円0円
利用料0円~0円~0円~
無料版
送信済メッセージ削除機能
リアクション機能×
ビデオ通話機能
タスク管理機能×(リマインド○)×

 

チャットワーク(Chatwork)利用に向いている人:「営業職をしながらビジネスチャットツールを使いたい方」「取りかかっている仕事の進捗を逐一知っておきたい方」「ビジネスチャットツールを利用するのが初めてな方」といった方です。

Slack利用に向いている人:「ITツールを使いこなすエンジニアが多い企業」「拡張機能を使いこなしたい方」「ビジネスチャットツールやSNSを利用することになれている方」といった、ある程度IT機能に精通した層です。

LINE WOERKS利用に向いている人:「ビジネスチャットツールを使い慣れていない方」「PCやスマホの使用にあまり自信がない方」「必要最低限のツールしか使用しない方」などの機械に慣れていない

 

Chatwork(チャットワーク)の使い方

では実際にどのように使い始めたら良いのかについてご紹介していきます。

①アカウント登録

Chatwork(チャットワーク)とインターネットで検索し、公式ホームページから「新規登録」ボタンをクリック

→登録するメールアドレスを入力後、パスワード設定

→WEB上ではここで完了ですが、アプリのダウンロードが必要であれば携帯からベットアプリのダウンロードを行います。

②メッセージの編集・送信

登録が完了すれば、コンタクトを取りたい人とのメッセージを送り合うことが出来ます。

チャット画面の一番下に大きな空白があり、「メッセージ入力欄」をクリック、送信

→1度送ったメッセージを編集・削除したい場合は「編集」ボタンをクリックすれば再編集が可能になります。

LINEアプリとは違い、1度誤送信してしまったメッセージや資料を削除した場合は端末から消えるので99%相手に元のメッセージを見られることがないのも嬉しいポイントです。

3つのチャットを使い分ける

Chatwork(チャットワーク)内のチャットは便利な機能がついており、3種類に使い分ける事ができ、1つずつ説明していきます。

①マイチャット:Chatwork(チャットワーク)を起動すると出てくる最初の画面の左上に「マイチャット」と記載している欄があります。マイチャットをクリックすると、自分がしなければならないことのメモを一覧で書いて保存しておくことができます。

②ダイレクトチャット:Chatwork(チャットワーク)起動画面左上にある「すべてのチャット」をクリックし、「ダイレクトチャット」欄を押してみると送りたい相手とのメッセージ画面に切り替わります。1対1でやりとりを行いたい場合はこの機能を使いましょう。

③グループチャット:複数名で同じタスクを進行したり、共有したい場合はこの機能が便利です。自分からグループを作成することも可能ですし、相手から招待連絡が来る場合もあります。

グループチャットを利用しておくことで抜け漏れを防止することができるため、多くの人に共有すべきことがある際は積極的に活用しましょう。

 

 Chatwork(チャットワーク)のデメリットについて

基本的に対面せずに必要な時にメッセージを取り合えるビジネスチャットツールはとても便利なものですが、反面デメリットも0ではありません。

大きく3つのデメリットがあり、1つめは「電話連絡と違い、チャットワークを開かないと連絡が分からない」ということです。

アプリを開く・WEBでChatworkを開かなければ相手からの連絡を見ることが出来ないので、即連絡を取らなければいけない場合は電話手段に劣ります。

2つめは「 対面でない分、相手のコミュニケーション温度が分からない」ということです。

直接対面しておれば、相手が喜んでいる・怒っている・悲しんでいるといった喜怒哀楽が分かり、それに合わせてコミュニケーションを取ることができます。

しかし、文面だけのチャットではそうした相手の感情部分が希薄となってしまうため、利用時には注意が必要です。

最後は「 無駄なコミュニケーションが増える」という点です。

ビジネスチャットツールは社内で利用される機会も多く、仲の良い同期・先輩・後輩とダイレクトチャットを利用することが増えると同時に仕事に関係のない会話も増えてきます。

上司がチャットIDを管理していない場合は、どこまで話をするのか自制する能力も求められます。

まとめ

多くの企業で導入されているチャットツールがChatwork(チャットワーク)です。

リモートで働く機会が増えたため、導入する企業も近年増えていますが、ビジネスチャットツールは1971年にはすでに世界初めてのツールがリリースされていました。

無料で利用することができるので、これを機会に登録・利用し始めてみてはいかがでしょうか。